The point of art lessons

2019.9.6.


 地元に戻ってから美術を教える機会をもつようになり7年が経ちました。特に2歳児3歳児の造形表現に携わるようになってからは、乳幼児や幼児の造形表現の指導や美術教育全般に対してもっと学びたいと思い、関連の本や参考書を読んでは実践に生かしてみるという形で日々試行錯誤しています。
 「美術を通して学んでほしいこと」それが少しずつ自分の中でまとまってきたので、アトリエの教室の趣旨を更新しました。これは大人にとっても学生にとっても幼児にとっても共通しているかと。美術教育がただ技術的なことだけでなくもっと人間の深いところに関わるということを一緒になって学びたいと改めて思います。
 
<アトリエ教室の趣旨>
美術を通して自己肯定感・相互の尊重につながる「生きる力」が少しでも身につくよう一緒に取り組んでいきます
①自分の考えやものの見方をもつ力 ②自由に表現できる力 ③他人との違いを受け入れられる力

Obon (returning ancestral spirits)

2019.8.29.


 日常が慌ただしいこともあり、お盆がやってくると祖父のことを思い出すようになりました。シベリア抑留のこともニュースやシベリア抑留者支援センターからの情報をチェックはしているもののなかなか作品化できていません。シベリア抑留をテーマにした制作は、暫く様子をみておこうと思います。
 2年後地元の美術館での個展が決まり、それに向けてとはりきっていますが、思いとは裏腹になかなか表現できません。そういえば、こんな時はいつもおじいちゃんに相談していました。答えが返ってくるのか分からないけど、空にむかって相談してみます。

Thank you for coming to "Summer School vol.1"

2019.8.9.


 初めて高松で開催したサマースクールが、無事終わりました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。そして会場や企画に携わったくれた宮川さんに感謝です。
 子どもだけで参加してくれた生徒もお家の方と一緒に参加してくれた生徒も初めは緊張していましたが、制作を始めていくうちに自然と会話も増え、3・4人から同時に質問責めになった時はこちらが困ってしまうほどでした。そんなハプニングも楽しみつつ、穏やかな時間の中で20世紀を代表する芸術家を知り、思いきり真似をしてみたり戸惑ったりしながら表現している生徒さんの姿は本当に充実感に溢れていました。そして、1時間半かけて完成した時の達成感。この繰り返しが知的創造力につながっていくよ!と確信した時間でもあり、みんなの笑顔に元気をもらう今夏でした。毎年続けていたらと思っているので、ぜひ来年も参加していただき成長した姿を伺いたいです。

Summer School vol.1

2019.7.3.


 じめじめとした日々が続いています。先日田植えを終えたアトリエの周りでは、巣立ったツバメの歌声やカエルの合唱が響き、青々とした緑や薄青の空が田んぼの水に反射して梅雨ならではの風景を生みだしています。恵の雨ならいいですが、洪水や川の氾濫に結びつくような災害の雨にならないようただただ祈るばかりです。
 例年より遅い梅雨があけそうな頃に、SendaAtelier絵画造形教室では今夏初めての「サマースクールin高松」を企画することになりました。この企画は、教室に来てくれている生徒のお母さんでもあり高校時代の友人たちが全面協力をしてくれて実現することになりました。私以上に「センダアトリエの教室」のこれからを考えてくれる本当に有り難い存在です。
 サマースクールだけでなく9月からは同じ場所で高松教室(暫くは年少〜小学生低学年対象のみ)も開校しますので、ご興味がある方はぜひご一報ください。

To Iwaguro Island

2019.6.7.


 もう先月の話になりますが、絵の取材のため岩黒島へ向かいました。島へはバスでしか行けません。坂出駅から出発し与島でバスを乗り換え、瀬戸大橋の上にある岩黒島バス停で降車し、橋から階段を下りて橋の下をくぐってエレベータで島に到着。道中がとても楽しく、すっかり旅行気分でした。島に足を踏み入れるとそこには島時間が流れていて、身も心も癒されました。岩黒小中学校の川崎校長先生が島の案内をしてくれ、作品に繋がる豊富な材料をいただきました。海岸の岩は本当に黒くて、その黒が海や浜を神秘的にしていました。隣にある色でこんなにも雰囲気が変わるのはおもしろいです。

To learn deeply

2019.4.12.


 新年度が始まり、今日からアトリエの教室も始まります。進級した生徒、これから新しく入る生徒とこの一年間どんな課題に取り組もうかと楽しみに考える日々です。そして、5年ぶりに高校で美術講師を復帰することになりました。
 美術を通して幼児、小学生、中学生、高校生、大人とこんなに多くの方に出会う機会を与えてもらい嬉しい限りです。その分、しっかりと美術の良さや大切さを伝えていけたらなと思います。そのためにも、自分の表現をしながらも世の中のこと、世界のことをもっと深く学んでいかないとなと毎年の目標を掲げます。

To Hitsuishi Island

2019.3.7.


 少し前の話になりますが、県指定無形民俗文化財「櫃石島ももて祭」を見に行きました。伝統を守ること、引き継ぐことの大切さを教えてもらえた気がします。竹と松で作られた矢は、一手は本矢を使い、それからはまっすぐとは限らない自然の竹で作られた矢で的を狙います。「先が五角になっているのでどこへ飛んでいってもいいんだよ。福があるよ。」と地元の方が矢を持たせてくれました。昔からのその考え方から多く学ぶものがあるなと思いました。

The earthenware

2019.1.14.


 新年もよろしくお願いいたします。去年に引き続き、人と出会う機会が多くなるかと思うので常に「ご縁」を大切にして、今年もクリエイティブに過ごしたいと思っています。
 母校さぬき市立石田小学校がもうすぐ閉校します。先日、見学会に行ってきました。卒業制作で作った土器を持って帰りました。藁で焼いた風景を思い出します。母校がなくなるのは本当に寂しいものです。10年ほど前に寄贈した絵「祈り(ずれ)」は、新しくできる寒川小学校に飾られるみたいです。有り難いことです。子どもたちの刺激になるような作家、講師になれるよう励んでいきたいです。